脳血管性認知症になったらどうなるの?三大認知症を知るその2

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認知症を引き起こす三大認知症はアルツハイマー型認知症脳血管性認知症レビー小体型認知症だとお話しています。

この中の、脳血管性認知症についてお話します。

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脳血管性認知症ってなあに?

認知症の種類のグラフが示す通り、アルツハイマー型認知症の発症率は60%以上となっているのに対し、脳血管性認知症は約20%くらいの発症率です。

脳血管性認知症は脳血血管性障害からなる認知症の事です。

脳血管性認知症の特徴

脳血管性認知症特徴は、

発症が急性で階段状に悪化する。

ある程度病識がある

まだら認知症といって、知能低下が不一致

無気力、無関心などによる社会適応能力の低下 無為・閉じこもりの助長

身体機能障害、廃用症候群を起こす悪循環

・感情失禁といって、感情のコントロールが出来なくなるちょっとした声掛けに泣いたり怒ったりと、自分の意に反して感情を出してしまうことを指します。

脳血管性認知症は、健常な状態から突如脳血管性障害によって機能低下を自ら確認できてしまうため、精神的に落ち込みやすいです。

*脳血管性認知症の時間の経過

アルツハイマー型認知症はなだらかに症状が変化してゆくのに対して、脳血管性認知症は大きな発作ごとに認知症が進むとされています。

実際には目の当たりにできるような極めた変化はわかりづらいです。

介護を行う人の観察力が見極めになります。

脳血管性障害ってなあに?

脳血管性障害と脳卒中は同じ

能血管性障害とは、脳梗塞・脳出血・クモ膜下出血など脳の血管が破れてしまったり、脳の血管が詰まってしまうことで障害が起きることを言います。

脳卒中とも呼ばれています

脳卒中は病気の名前ではなく、卒中の意味は、「卒」は卒倒つまり、〔突然倒れる〕の意味であり、「中」は〔中毒〕の「中」です。

「脳が突然に毒に当たったかのように倒れる」という意味合いからこの名が付けられました。

脳卒中は病名ではなく状態を表す名前です。

脳血管障害は医学用語です。

*タイプの違う脳血管性障害

能血管性障害の脳梗塞・脳出血・クモ膜下出血はどんな脳血管障害なのでしょうか?

・脳梗塞

脳梗塞は脳の血管が詰まったり、血管内が狭くなって血流が少なったせいで、脳へ送るはずの栄養素が足りなくなることで脳細胞が栄養不足となり、壊れてしまい、運動や感覚機能・言葉を話したり聞いたりする能力が低下して認知症状を起こしてゆきます。

脳梗塞は、片麻痺や感覚障害・言語障害などの後遺症を伴います。

・脳出血

脳にある血管が破れて脳内に出血した状態のことを言います。

脳出血の原因となるものは高血圧で、脳出血の原因全体の70%を示しています。

片麻痺や感覚障害・言語障害・めまい・意識障害・頭痛などの症状がみられます。

・クモ膜下出血

脳の表面の血管に動脈瘤という瘤(こぶ)ができてこれが破裂を起こし、出血した状態を言います。

脳動脈瘤が出来る原因としては、もともと持っている血管異常や高血圧が原因とされています。

クモ膜下出血の特徴に「ハンマーで殴られたような強烈な頭痛」を感じます。

また、吐き気や嘔吐・意識障害も起こり得ます。

出血型の脳血管性障害は、出血する場所は違っても、出血した血液が固まって神経組織を圧迫して壊してしまうという特徴があります。

壊されたことにより、認知症状が引き出されます。

*大脳しくみについて

脳梗塞も脳出血も障害となった脳の場所によって障害になる症状が変わってきます。

脳血管性認知症とアルツハイマー型認知症の違い

アルツハイマー型認知症と脳血管性認知症はよく比較されます。

この表の補足としては、

・発症年齢は、アルツハイマー型は70歳前後・脳血管性は50歳以降とあります。

最近では40代から若年性認知症ととしてアルツハイマー型認知症になる方も見られます。

これは認知症の早期発見・診断が関係あると思います。

脳血管性認知症もアルツハイマー型認知症もそれぞれの病気だけであるのではなく、混合に症状があらわれている方もいます。

その人その人の症状・状態をよく観察して、その人に会ったケアをしてゆくことが大切になります。

脳血管性認知症の方への対応

*ご本人はわかっています

脳血管性障害による認知症はまだら認知症により、記憶が確かな面もあります。

初期段階では患者さんご自身が体や心の変化に気が付かれています。

介護側のイライラ感も伝わって理解していることもあります。

相手のペースに合わせた会話と受け止める姿勢でいましょう。

*1日のうちでも波がある

気持ちや活動に出来る時と出来ない時の波があります。

その時の状態や状況を把握し、それに合わせた対応を心がけましょう。

ご本人の変化のポイントを見つけてみよう

ご本人の癖やその時の状況によって出てくる感情など、チェックポイントはあると思います。

声掛けのタイミングや介助のタイミングなどを掴むことで介護がしやすくなります。

*ご本人の望む介護を話し合おう

脳血管性認知症は発作を繰り返しながら、認知機能も落ちてゆき、寝たきりになる場合もあります。

介護をしてゆくなかで、ご本人が受ける側としてどんな介護を望んでいるか話し合ってみましょう。

ご本人としては将来に不安な気持ちもあると思いますが、施設や病院での対応や在宅介護を希望しているかなど意思確認ができる時にゆっくりと話し合って、ご本人の意思の尊重を支援することも重要です。

介護する側も休める機会を作りましょう

脳血管性認知症により障害が重度化したり、介助の内容が重くなって介護するご家族に負担が大きくなってしまいます。

そのため、ご家族が倒れたり、介護放棄(ネグレスト)の危険も出てきます。

ご家族の心も体も健康で無くてはなりません。
ケアマネにご家族の心境や辛いこともお話して、介護サービスを円滑に利用し、安息できる時間(レスパイトケア)を作り、介護の負担を軽減させてゆきましょう。

まとめ脳血管性認知症になったら発作が起き、段階上に認知症が進む

・脳卒中と呼ばれる脳血管性障害(脳梗塞・脳出血・クモ膜下出血)によって認知症になる。

・脳血管性認知症は大きな発作の後に認知症が進行してゆく傾向がある。

・記憶は比較的保たれていて、まだらに認知症が現れる。

一つの認知症だけではなく、アルツハイマー型やその他の認知症と混合され現れる認知症が大半である。

脳の疾患場所によって障害の出る場所は様々。

人それぞれに様々な症状がある。

・感情や動作が自分で思うようにコントロールできない。

初期の段階で状況把握も意思伝達も可能なので、どんなサービスや介護を望んでいるかきちんと話し合い、ご本人も介護者も納得のいく将来を見つけてゆくことが良い。

介護者の負担になることは、ケアマネや医師等に相談し、介護負担の軽減を心がけてゆく。

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